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2019.01.24 12:34
ラオウ/拳王
身体データ
身長:210cm
体重:145kg
スリーサイズ:160・115・130
首廻り:65cm
北斗四兄弟の長兄。世紀末覇者「拳王」を名乗り、巨大軍閥「拳王軍」の王として世に覇を唱え、荒廃した世界を暴力と恐怖をもって支配した男。非情さがもたらす圧倒的な闘気と、全てを打ち砕く剛の拳を有する。
カイオウは実兄、トキは実弟、サヤカは実妹にあたる。リュウケンの養子となった後は、ケンシロウ、ジャギと義兄弟の関係となった。リュウという息子がいるが、母親は不明。移動は愛馬・黒王号に乗って行う。
かつてトキ、ケンシロウと共に修羅の国を発ち、北斗神拳伝承者であるリュウケンの養子に。長き修行の末、恐ろしい程の強さを身につけるも、神をも超えんとする強き野望を師に危惧され、次期北斗神拳伝承者として選ばれなかった。その後、拳を封じようとした師父リュウケンを殺害し、暴力と恐怖による統治を目指して覇道へ。「拳王」を名乗り、巨大軍閥「拳王軍」を率いて各地を制圧し、世にその名を轟かせた。
マミヤの村にて南斗水鳥拳のレイと闘い、圧倒的な力と闘気によって勝利。更にはその後に現われたケンシロウ、トキをも退けるが、魂を肉体に宿したケンシロウとの死闘の末、痛み分けに終わった。
その後、ケンシロウに受けた傷を癒すため一時的に姿を隠し、敵勢力である聖帝軍の動向を偵察。ケンシロウが聖帝サウザーに挑んだ際には、その敗北を予感し、密かに命を救った。ケンシロウが再びサウザーの下へ向かった際には、トキと共にその闘いを見届け、いずれケンシロウとトキこそが己の最大の障壁になるであろうことを確信。コウリュウとの闘いで肩の傷の完全回復させた後、実弟であるトキとの決闘に臨み、死闘の末に勝利。病によって拳を奪われた哀しき弟の為に、枯れたはずの涙を流した。
覇道完成を目前に控えた頃、南斗最後の将、そしてその将に仕える南斗五車星なる者達が出現。その戦いの中で、将の正体が、己の"野望"の一つであるユリアであることを確信。南斗の都へと赴き、鉢合わせたケンシロウとの闘いに臨むも、北斗神拳究極奥義 無想転生を得たケンシロウの哀しき瞳の前に、恐怖を感じてしまうこととなった。
その後、ユリアを連れ去る事には成功するも、恐怖を拭い去る事はできず、かつて己が唯一恐怖を感じた鬼のフドウとの戦いでそれを払拭しようと画策。だがフドウや子供たちの哀しき目に再び恐怖を感じてしまい、もはやケンシロウに勝つには己も哀しみを知るしかないと決断。ユリアを殺すことで哀しみを得ようとするが、既に彼女が死の病を患っている事が明らかとなり、自らの幸せを放棄したその生き様への哀しみによって無想転生を体得。その後、ユリアを仮死状態にすることで病状の進行を止めた。
そして北斗練気闘座にてケンシロウとの最後の闘いへ。死力を尽くした闘いの末、最後は互いに無想の一撃を打ち合い、僅かの差で敗北。強敵達との闘いの中で成長したケンシロウの強さを賞賛し、最後は体内に残る全ての闘気を天に打ち放ち、絶命した。
死後も、あらゆる人物に影響を及ぼしていたことが明らかとなり、それ関する多数のエピソードが登場。かつて天帝の村を侵攻した際には、ファルコから片足を代償に村を素通りして欲しいと頼まれ、その男気を受けて申し出を承諾。修羅の国では、ラオウ伝説なる救世主伝説が存在し、いつかラオウが海を渡り、修羅の国を平定するつもりであったことが判明。また、リュウという名前の息子がいることも明らかになった。
TVアニメ版版では、髪の色が原作の銀髪から黒髪に変更。他の媒体では金髪になっていることが多い。兜は、原作ではかなり黒ずんだ金色だが、アニメでは綺麗な金色に変更されている。
個人としては原作からの変更点はあまりないが、拳王軍にはアニメオリジナルの拳士達が幾人か追加されている。
「真救世主伝説 ラオウ伝 殉愛の章」では、修羅の国の幼馴染でもあるソウガ、レイナの兄妹が拳王軍の幹部として登場。覇道を目前に控えるも、ソウガの命が残り少ない事を知り、その命を覇道の為に使いたいというソウガの願いを受諾。失態を犯したソウガを慈悲もなく殺すという誅殺劇を演じる事で、緩んだ部下達の心を戒めた。
聖帝軍との決戦時には、レイナがその背に矢を受けて負傷。死ぬ間際に、いつか修羅の国に戻ってくる事の約束の証であるペンダントを返された。だがその後、秘孔によってレイナを死の淵から救出。改めてペンダントをレイナに渡し、修羅の国にて帰りを待つよう伝言を残した。
「真救世主伝説 ラオウ伝 激闘の章」では、己がケンに負けた際に、「鬼」達がいれば魂の平和は訪れないと考え、配下の中の悪しき将校たちを招集して抹殺。ケンシロウとの死闘の後、遺灰となってレイナと共に修羅の国へと帰った。また、総参謀としてギラクなるキャラが登場。、南斗最後の将の正体をつきとめるよう命じ、判明後には己を謀ったシンに激怒した。
「ラオウ外伝 天の覇王」では、レイナとソウガと共に、覇道の第一歩を踏み出す所から物語が展開。カサンドラの制圧、居城「拳王府」の建設、愛馬黒王号との出会い等を経ながら、拳王軍の勢力を徐々に増大させていく。
そんな中、旧知のライバルであるサウザーが覇道を推し進めていることを知り、互いに王となった状態で数年ぶりの再会。一旦は同盟を結ぶも、直後に裏切られ、ユダに拳王府を制圧されてしまう。その後、ユダは難なく倒したものの、サウザーとの闘いでは秘孔の効かない身体の前に五分の戦いに。結果、サウザーのほうが折れ、改めて聖帝軍と不可侵条約を結ぶこととなった。
その後、有能な将を求め、トキやリュウロウのもとを訪ねるが、いずれも断られる結果に。力による統治では真に平和は訪れないと忠告されるも、それを聞き入れず、逆に甘さを払拭し、鬼となりて覇道を邁進した。
ウイグルやリュウガといった将も加入し、順調に覇道を推し進めるも、謎の砂漠の村にてリュウガ、ソウガが相次いで負傷。裏で糸を引いていた冥王軍との直接対決に臨み、その最中、冥王軍を影で支配するガイヤと対面。姿を現さずに人を支配するガイヤのやりかたを否定し、圧倒的な支配こそが秩序を保てる方法なのだと告げ、その圧倒的な拳でガイヤの身を粉々に打ち砕いた。
小説版やTVアニメ版では、エピソードの順序が若干異なっている。
「トキ外伝 銀の聖者」では、覇道の妨げとなるトキを捕らえる為、奇跡の村へ。トキとの対決に臨むが、病魔によってトキが自滅したため、そのままカサンドラへと幽閉した。